取り扱い製品・工法

PCボックスカルバート

図:PCボックスカルバート

●PCボックスカルバートの特長

(1) ノンクラック
ひび割れが発生しない構造であり、耐久性、水密性に優れています。そのため、鋼材が腐食しやすい環境にある構造物、十分な水密性を必要とする構造物、疲労が問題となる構造物に有利です。
(2) ひび割れ復元性
もしも、一時的な過大荷重を受けひび割れが発生しても、荷重が除かれると直ちにひび割れが閉じるという優れたひび割れ復元性を有しています。
(3) 耐久性
ひび割れの発生しない構造であり、鋼材が腐食する心配はありません。コンクリート自身もRC構造に使用するものに比べて、良質、高強度であり、中性化が遅く耐久性に優れています。
(4) 薄肉断面、軽量化
PC構造は全断面を有効に利用できるので、部材の軽量化が可能であり、自重が設計を支配するような構造物には特に有利です。
(5) 高強度材料による製造
PC鋼材と高強度コンクリートから造られていますので、RC構造より本質的に優れています。
(6) PC導入による予備検査
PCボックスカルバートは製造工場にてプレストレスを導入するので、構造物の安全が確認されています。

●寸法表のPCボックスカルバートの設計条件

1)活荷重 車両総重量245kN (T -25)

2)土かぶり0.2〜6.0m

その他、特に現場の設計条件が異なる場合、また寸法表以外の特殊寸法等に付きましては、ご指定の条件に従って設計、製造致します。

●PCボックスカルバート(150型、300型)寸法

表2.2.1 PCボックスカルバート(150型、300型)形状寸法

注 記号は、図2.2.1、図2.2.2を参照。
※1:Lは呼び長さであり、製品実長は目地幅(5mm)を考慮した長さ(L-5mm)とする。また、L=2000mmの場合は、1500mm又は1000mmに、L=1500mmの場合は、1000mmとすることができる。
※2:R、hは、I型のインバート部の寸法を示す。

●PCボックスカルバート(600型)寸法

表2.2.2 PCボックスカルバート(600型)形状寸法
注 記号は、図2.2.1、図2.2.2を参照。
※1:Lは呼び長さであり、製品実長は目地幅(5mm)を考慮した長さ(L-5mm)とする。また、L=2000mmの場合は、1500mm又は1000mmに、L=1500mmの場合は、1000mmとすることができる。
※2:R、hは、I型のインバート部の寸法を示す。

●ボックスカルバートの種類

構造別 呼びに
よる区分
底部形状
による区分
継手形状
による区分
接続具
による区分
適用土かぶり
による区分
(m)
製品
による区分
PCボックスカルバート 600×600

5000×2500
S型

I型
D型

F型
A型
B型
C型
150型
0.20〜1.50
300型
1.51〜3.00
600型
3.01〜6.00
・標準製品
・異形製品
(マンホール用・取付管用・斜角用・調整用・可とう性継手取付用)

●規格製品

図:規格製品